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注目ドラマ「コウノドリ」から学ぶ妊婦と喫煙

November 3, 2015
約 4 分
注目ドラマ「コウノドリ」から学ぶ妊婦と喫煙

『コウノドリ』は2012年から講談社『モーニング』で連載中、産婦人科を舞台にリアルな現実を描いた鈴ノ木ユウ先生原作の人気漫画です。そんな人気漫画の今期ドラマ化で只今注目を集めています。産婦人科のリアルな現実に妊婦さんにはショッキングな内容もあると思いますが、勉強になる事も多いです。第三話『風疹で…2つの手が繋ぐ奇跡』では妊娠中に風疹になってしまったことにより子供に障害が出てしまったケースから風疹の予防接種の大切さを学ぶと共に、もう一つのエピソードとして、妊娠中も喫煙を続ける妊婦さんが題材になっています。今回は『コウノドリ』第三話から妊娠中の喫煙の危険性に焦点を当ててみたいと思います。若干ネタバレになるので注意。

妊娠中の喫煙継続が招いた母親の死亡

コウノドリ四宮画像 twitter.com/terunon1999/
喫煙エピソードで焦点が当たるのはドラマ主人公の同僚医師、四宮です。四宮は第一話から患者にも厳しくドライな印象でした。第二話では検診中に妊婦のタバコ臭さに気付き、「この程度の自己管理もできない様なら話にならない。タバコを辞めない人に母親になる資格はありません。」と妊婦に言い放ちクレームを入れられるシーンなどが描かれていました。そして第三話では四宮がこんなにもドライな対応をするようになったきっかけが明かされています。

それは妊娠中に喫煙をやめることができなかった過去の患者さんの死亡が原因だったのです。四宮が5年前に受けもった患者、佐々木さんは一男を持つ母親で第二子を妊娠中でした。佐々木さんは子供思いな素敵なお母さんでしたが、一つだけどうしてもやめることのできない悪いクセがあったのです。それが喫煙です。四宮は何度も佐々木さんに「タバコは絶対にやめて下さい。」と注意をします。しかし、佐々木さんは「軽いものに変えたし、本数もグッと減らした。」と言います。四宮は「減らしてもダメです。」と更に止めましたが佐々木さんは第一子を妊娠中も吸っていたけど、その子はこんなに元気なんだから今回も大丈夫と聞きません。さらに自分は5人は子供が欲しいと言い、そんな会話に当時の四宮も流されてしまいます。しかし妊娠32週、この佐々木さんは常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)を起こし救急搬送で病院に運ばれてきます。

常位胎盤早期剥離とは

赤ちゃんがまだお腹の中にいるのに子宮から胎盤が剥がれてしまう状態を言い、赤ちゃんに酸素や栄養がいかないだけでなく、大量の出血等が起き、母子ともに危険な状態に晒されます。喫煙はその大きな要因の一つなのです。

佐々木さんは常位胎盤早期剥離を起こし危険な状態のため、緊急帝王切開で赤ちゃんを取り出す事になります。しかし佐々木さんはオペ中の大量出血で亡くなってしまい、生まれてきた女の子も常位胎盤早期剥離で低酸素状態が続いたことにより重度の脳性麻痺を患い、意識が回復する見込みはなく、意識のないまま小児科に入院を続けるという結果に。オペ後に四宮は「怒鳴りつけてでもタバコをやめさせるべきだった。どんなに嫌われても…患者に優しくするものじゃないな。」と落胆し悔し涙を流します。

その後に佐々木さんのご主人は奥さんの死を受け入れることがどうしてもできず、意識の回復しない娘を見に病院に来る事もなくなってしまいました。四宮はその誰も訪れることのない小児科の病室に今でも毎日通い続け、あの家族を不幸にしてしまったと自分を責め続けていたのです。

第三話の喫煙妊婦さんの結果は

第三話では第二話で喫煙を注意された妊婦さんが、病院の近くで喫煙中に腹痛を起こしているところを四宮に発見されます。この妊婦さんはストレスからタバコを辞めないといけないと分かっていながら、やめることができていなかったのです。この妊婦さんも5年前の患者さんのように常位胎盤早期剥離を起こしていて、すぐに緊急帝王切開することになります。結果、赤ちゃんは無事に息をして問題なく取り出す事ができました。お母さんは一時は危険な状態に陥りましたが輸血などにより一命を取り留め、出産を終えることができました。

禁煙は必ず必要

喫煙はダメ喫煙は誰の体にとっても良くないですが、妊婦さんにとっては更に良くないです、そして死に至る危険を含んでいることがあるのです。辞められない妊婦さんは妊娠中の喫煙が良くないことなどは分かっていて、多くの方は自己嫌悪と闘っているでしょう。しかしもう一度自分のためにも、赤ちゃんのためにも禁煙にチャレンジしてみて下さい。禁煙するチャンスを赤ちゃんがくれているのですから、何度失敗しても諦めることなく禁煙にチャレンジしてみましょう。

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