
執筆者 るかさん
不妊治療を始めて七カ月間は、タイミング法を行っていましたが、なかなか妊娠しません。
インターネットで検索すると、タイミング法をして半年を過ぎると、次の治療にステップアップするのが普通などと書かれているのに、先生から次の段階についてお話がないので、そろそろステップアップしたいと、私から申し出ました。
すると先生は「はいはい」といった感じで、「むしろ遅いくらいですね」と言われました。私ならタイミング法で大丈夫だと、思っていて下さったのかもしれません。
そしてその月から早速人工授精に入ることになり、当日まではこれまでと同じように、服薬と注射で妊娠しやすい体にしていき、内診を受けて、人工授精の日にちが決まりました。当日は、朝早くクリニックに来るように言われていたので、主人に午前休をとってもらって、クリニックで採精してもらいます。それを遠心分離器で濃縮してもらう時間がかかるので、一時間後にまた待合室へ戻ってくるようにいわれ、戻ってくると診察室へよばれて、先生と話をしました。
主人の精子は全く異常がないのですが、先生によると、こまめに射精をしていなかったので、今回はあまり状態がよくなく、妊娠の可能性も低いと言うのです。そのため、今回はやめるのかなと思いましたが、いつもの内診室へ私だけ通され、人工授精を受けました。
痛いのではないかと恐れていましたが、痛みは全くなく、いつもの内診くらいの違和感しかありません。すぐに終了し、そのままの姿勢で十分ほど待機するように言われました。
しかしその周期は、案の定生理が来てしまい、やはりダメだったんだという感じでしたが、翌月は都合で人工授精はお休みし、更にその翌月の人工授精でめでたく妊娠しました。
不妊治療を始める人は、先生の判断を信じるのはもちろんですが、そろそろステップアップしたいと思ったら、遠慮なく伝えるべきだと思います。私は二回目の人工授精であっさりと成功したので、これだったらもっと早くお願いすれば良かったと思ったくらいでした。
少しでも早く妊娠するのに越したことはないので、焦って不安になるより、先生に相談するべきだと思います。