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沢山の不妊治療の種類を経験。今、不妊治療を振り返って

November 18, 2015
約 3 分
沢山の不妊治療の種類を経験。今、不妊治療を振り返って

執筆者 さおりさん

私は、不妊治療のため、某有名産婦人科へ通院した経験があります。数年間の治療の末、子供を授かることができたため、現在は不妊治療を終えています。結果に恵まれたこともあり、自分にとって治療を行ったことは正解でしたし、この経験は人生において貴重なものになったと思っています。

20代で結婚し、その後もフルタイムで働いて忙しくしていたため、妊娠の事は暫く気にしていませんでしたが、以前から子宮内膜症を患っていたこともあり、30代前半からはクリニックへ通い始めました。初めはタイミング、その後は誘発剤を使って治療をしましたが妊娠の兆候がなく、半年ほど経過したのち不妊治療で有名な産婦人科を紹介されました。

クリニックとは違い、徹底した妊娠のための体制がある病院で、待合室は常に患者でいっぱいでした。専門の病院なので、治療内容は多岐わたり、患者の年齢や状況に応じて治療方針が決められます。顕微授精や胚移植など、聞きなれない言葉を患者と看護師が対等にやり取りしている様子に初めは驚きましたが、段々と治療に入っていくと、夫婦で様々な選択をしなければならないため、自分の身体の事と治療内容をしっかり把握しておくことが効率のよい治療につながることを知りました。

結局、排卵誘発、人工授精、体外受精を経験し、その間にも不妊原因をより明確にするため腹腔鏡での検査や漢方等にもチャレンジしました。勤め帰りや休日も診察や注射に通い、高額な治療費を払う日々を過ごすなか、自分の気持ちが荒むこともありました。当たり前のように妊娠、出産している周囲に対して複雑な心境になったこともあります。

しかし、病院へ行けば同じような悩みを抱えた人がたくさんいるという安心感のようなものがあり、加えて、専門医のやや強気な治療姿勢の流れに乗せられてひたすら突き進みました。パンクしそうな時には、治療後の自分へのご褒美を決めてそれを励みにしたり、結果が出ず落ち込んだ時には、夫へありのままの感情をぶつけたこともあります。

不妊治療では、身体的な痛みだけでなく、気持ちのコントロールに苦しむこともあります。しかし、命を授かるために夫婦でチャレンジし、共に努力することで、その後の二人の人生に活きる経験になったと思います。これから治療に臨まれる方々を応援しています。