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頑張るお母さんたちに、託児所利用のすすめ

November 10, 2015
約 3 分
頑張るお母さんたちに、託児所利用のすすめ

寄稿者 ゆきえさん

現在30代後半の主婦です。子どもが近所の幼稚園に入学して、毎日毎日決まった時間が自由になることの価値…本当にそのありがたさをかみしめました。出産からここまでは、正直に言って、今までの人生の中でも一番「しんどい」と感じた数年間でした。

私は結婚して遠方に嫁いだので、周囲に昔からの友人や知人は全くいません。夫の転勤について移動しているので、子育てをする環境もまたひどく孤立したものでした。街中を散歩していて、ちょっと会って近況報告を立ち話…という、ごく軽いコミュニケーション相手すらいない状況だったのです。

そういった環境でも、その気になればいくらでも子育てに関するヘルプというのは開拓できるものなのですが、私はそうしませんでした。「私一人でも、頑張ればどうにかなるはず!」と、生来の頑張り屋・生真面目さが顔を出して、24時間・週7日制、コンビニ営業で「良いお母さん」を目指してしまったのです。多忙な夫には元々頼らず、全ての事を自分で自分で…としまいには躍起になった形で頑張ってしまいました。自分の時間はゼロ、体調が悪くても毎日5キロ歩いてスーパーに買い物に行き、手作り離乳食の材料を買う、という日々でした。

こんなストイックな状況がいつまでも続けられるわけがなく、約1年後に私は産後うつを発症してしまいました。産後うつ、とは言いますが、実際に引き金になったのはバーンアウト症候群です。つまり疲れがたまりにたまって、ある日ついに倒れて起き上がれなくなった…という状況でした。

そこでようやく、町の託児所を利用し始めました。「お金を出して、我が子を預かってもらうなんて、なんて情けない!」初めはそんな風にしかとらえられず、涙が出てきたのですが、次第に『託児所の保母さん達・他の赤ちゃんたちとけっこう楽しくやっている我が子』の姿に拍子抜けしました。そこから少しずつ、肩の力が抜けて行ったのです。

母は強し、なんて言いますが、実際にはお母さんだってただの人間です。お子さんの性格や特徴によっては一人の手に余ることはよくあるのです。こういう場合、お母さんが外部にヘルプを求めるのは、全く悪いことではありません。むしろ、このようにガス抜きをして「休養」をとることこそ、育児に奮闘するお母さんにとっては必要なことであり、義務と言ってもいいでしょう。その後の時間を乗り切るためにも、お母さんは決して「バッテリーゼロ」まで消耗しきってはいけないのです。

昔は大家族、親族のつながりに基づいた地域社会の中で、こういったガス抜きが自然とうまく行われていたものですが、現代社会ではなかなか、「近所のお婆ちゃんにちょっとよろしく」というわけにはいきません。そこで金銭や契約を間にした託児システムが導入されていますが、これは需要が多いからこそ成り立っているものです。もしも似たような状況にいて、それでも託児所に預けだすのをためらっている人がいたら、私はぜひその背中をそっと押してあげたい…と思います。

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