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母乳に良い食べ物、ダメな食べ物ってあるの?

December 17, 2015
約 8 分
母乳に良い食べ物、ダメな食べ物ってあるの?

母乳育児をする時に気になるのが、食べ物と母乳の関係です。母親の食べた食事と母乳の関係については、関係者の中でも様々な意見が飛び交っているようです。確かにビタミンたっぷりのフルーツを大量に摂取したからといって、ビタミンが豊富に含まれた母乳がでる訳ではありません。口から摂取した食べ物が、そのまま母乳へ移行する訳ではないのです。

しかし、母乳の原料となるのは母親の血液です。血液は食べ物の影響を受けてその状態は大きく変わります。そういった事を考えると、母乳と食べ物が一切関係ないとは言えないでしょう。簡単に言えば、母乳に良い食べ物とは良い血液を作る食べ物、そして同様に母乳に悪い食べ物は血液にとって悪い食べ物という事が言えるでしょう。赤ちゃんの健やかな成長の源である母乳にとって良い食べ物・悪い食べ物について紹介します。

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赤ちゃんにとって大切な母乳

最初に赤ちゃんにとってどれほど母乳が大切なものか説明しておきましょう。今は人工のミルクでも赤ちゃんの成長には十分対応する事が出来ますが、母乳は赤ちゃんの成長に合わせてその月齢に一番良い栄養バランスの母乳に内容が変化するという特徴があります。

まず出産後直ぐに分泌されるのが初乳です。初乳は赤ちゃんが一番最初に口にするもので、最も優れた母乳と言われています。

この初乳には、赤ちゃんの免疫力を高める成分が豊富に含まれています。初乳をしっかり飲む事で、様々な病気から赤ちゃんを守る事が出来るのです。続いて移行乳、成乳と赤ちゃんの成長と共に母乳の成分構成も変化していき、成乳は他時期の母乳よりも脂肪や糖分が多くカロリーが高くなっています。

母乳には、3大栄養素であるタンパク質・脂肪・炭水化物の他にビタミンやミネラルが含まれており、赤ちゃんにとってこれほど栄養補給に適したものはありません。

母乳の原料、血液を作る成分とは

良い母乳を作る為にも、母乳の出を良くする為にも大切なのが良い血液を作り出す事です。では、血液を作る為の成分とは何なのでしょう。

血液を作る成分は、タンパク質・脂質・鉄・カルシウム・ビタミンB1、2、12・ビタミンCです。ビタミンBとビタミンCは、造血ビタミンと言われビタミンCは鉄分の吸収を高めるためにも役立ちます。

母乳のためには、上記にあげた成分を積極的に摂取する事が望ましいと言えるでしょう。

母乳に良い食べ物とは?

①良質のタンパク質が豊富な食べ物

鳥肉良質のタンパク質は、必須アミノ酸のバランスに優れたものということです。タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。動物性タンパク質でオススメの食べ物が卵・鶏肉(特に胸肉やササミ)・アジ・カツオ・いわしです。そして植物性のタンパク質でオススメとなるのが、大豆製品で納豆やおから、豆腐、きなこです。また野菜の中ではアスパラやブロッコリーなどに良質なタンパク質が多くなっています。

②鉄の多い食べ物

納豆血液=鉄分の多い食べ物をイメージする人は多いはずです。実際に母乳育児をする上で鉄分は欠かせない栄養成分であり、鉄分には非ヘム鉄とヘム鉄の2種類があります。非ヘム鉄よりもヘム鉄の方が吸収率が良いと言われ、前者は植物性の食品に後者は動物性の食品に多く含まれると言います。

非ヘムが多く含まれる食べ物は、切り干し大根・ひじき・納豆・青海苔・小松などがあげられます。非ヘム鉄はビタミンCの多い食べ物と一緒に摂取する事で、吸収率が高まります。ヘム鉄は、レバーに多く含まれる他、卵黄・うなぎ・カツオ・いわしから摂取することが出来ます。

③ビタミンB1、B2、B12の多い食べ物

レバービタミンB1は、主に穀類に含まれています。授乳中の穀類として一番のオススメは消化が良くアレルギー反応が出にくい白米です。ビタミンB2はうなぎ・レバー・卵・納豆、ビタミンB12はいくらなどの魚卵・あさりやしじみなどの貝類・カツオ・さんまに多く含まれています。

④葉酸の含まれた食べ物

ブロッコリー妊娠初期に摂取する事で、胎児の先天性障害を防ぐと言われ推奨されている葉酸の摂取ですが母乳にとっても大切な栄養素です。葉酸は、ビタミンB12と一緒に赤血球を作る為に必要となるビタミンなのです。

そんな葉酸が多い食べ物は、ブロッコリー・ほうれん草・チンゲン菜・イチゴなどです。

⑤カルシウムが豊富な食べ物

にぼし授乳中にカルシウムが不足すると、血液中に骨からカルシウムが溶け出し血管の老化を促進してしまいます。適度に血液中にカルシウムが含まれていると、血液のドロドロを防ぎサラサラの血液を維持する事が出来ます。カルシウムの多い食べ物で母乳に良い食材は、いわし・にぼし・小松菜・大根の葉・切り干し大根・豆腐・厚揚げなどがあげられます。

また、母乳に含まれるカルシウムは骨から作り出されていると言われています。その為、授乳中の母親は骨が弱くなりカルシウムの摂取が不足すると、骨粗鬆症などが起こりやすくなります。ですから、母乳のためだけではなく授乳中の母親の身体の為にもカルシウムは必須なのです。

こういった事からもカルシウムの含まれる食べ物を意識して摂取したいものです。

⑥水分

ルイボスティ母乳を与えている最中は普段よりも多めに水分を摂取する必要があります。1日に2リットル~3リットル程度を目安に水分を摂るべきです。ただ水分を摂れば良い訳ではなく、ノンカフェインで刺激が少なく、吸収が良いものがオススメです。

ミネラルウォーターは硬水よりも軟水、お茶ならカフェインの入っていないルイボスティーやタンポポ茶等を飲むと良いですね。身体を冷やさない様に常温か温かい飲み物がベストです。

母乳にダメな食べ物は?

母乳育児をしているからといって、絶対に食べていけない食べ物というものはありません。しかし、食べる時に注意した方が良い物や食べる量を控え目にした方が良い食べ物はあります。

①もち米・玄米

玄米もち米を食べると母乳が出るといわれており、確かにもち米には母乳の分泌を促進する効果があります。

栄養状態の悪かった昔は、もち米を使ったお餅やおこわは母乳の貴重なエネルギー源でしたが、今はもち米を積極的に食べる必要は全くありません。逆にもち米を多く食べる事によって、乳腺が詰まる可能性が高まります。

玄米は白米よりも栄養価が高く健康食として人気があります。しかし、玄米は消化に悪いためそれが母乳にも影響を与えてしまうといいます。玄米を主食した母乳は、赤ちゃんの消化器官に負担となったり、アレルギーの原因になる場合もあるのです。

②油分、糖分、脂肪分の多い食べ物

ケーキクリームたっぷりのケーキや甘いお菓子、揚げ物など油分や糖分、脂肪分の多い食べ物は健康にも良くありませんが、母乳にとっても決して良い食べ物とは言えません。

こうした食べ物を多く摂取すると、母乳の出が悪くなり乳腺が詰まりやすくなります。

③乳製品

乳製品乳製品はカルシウムを身体に取り入れる為に役立つ食べ物ですが、摂りすぎると乳腺炎の原因となったり体質によってはアレルギーの原因にもなり得ます。

自身がアレルギーの場合は別ですが、そうでないなら完全に排除する必要はありません。ただし、現代では乳製品は摂りすぎる傾向にありますから意識して摂取する必要はないでしょう。逆に普段よりも、食べる量には注意をしたい食べ物のひとつです。また自身がアレルギー体質の場合は、出来るだけ避けた方が無難です。カルシウムは、乳製品ではなくイワシやにぼし、切り干し大根など他の食べ物で補うようにしましょう。

④生卵

生卵卵は非常に栄養価が高く、良質なタンパク源や鉄分の補給に役立つ食べ物です。ただし、アレルギーが気になるなら卵はなるべく加熱して生卵は控えた方が賢明です。食べる量は、多くても1日1個までにすると安心です。

⑤カフェイン

カフェインカフェインを飲むと母乳へも移行してしまい、そうした母乳を飲むと興奮作用により寝付きが悪くなったり、癇癪を起こす場合があります。赤ちゃんはカフェインを分解するまでに時間が掛かるので、その作用が数日間続くこともあります。

カフェインの多い食品は、コーヒー・玉露・緑茶・ウーロン茶が有名ですがココアやコーラーにもカフェインが含まれています。意外ですが緑茶よりココアの方がカフェインが多く含まれているので気をつけましょう。

⑥刺激物

刺激物唐辛子のカプサイシンやニンニク、カレー粉に含まれるクミンなどは母乳へと移行してしまいます。特に、ニンニクや香辛料たっぷりのカレーの匂いは母乳へ移りやすく、赤ちゃんによっては上記の様な食べ物を摂取した後の母乳を嫌がる事があります。またこれも赤ちゃんによりますが、下痢を引き起こす事もあるようです。刺激物は、赤ちゃんの様子を見ながら食べた方が良いでしょう。

⑦小麦食品

小麦最近では小麦の含まれた食品が数多く販売され、そして口にする機会も増えました。パン、パスタにケーキ、スナック菓子などいたる食べ物に小麦が使用されています。小麦が母乳にとって特別ダメな食べ物という訳ではないのですが、小麦食品の多量摂取によりアレルギーを発症している人が増加しているのも事実です。ですから、母乳を与えている間は小麦食品の摂取の量にも気を配るべきです。

まとめ:母乳に良い食べ物、ダメな食べ物

母親が食べた物が全て母乳に直接移行する訳ではありません。しかし、母乳は血液から出来ていますから、食べ物が母乳に関係ないとは言えませんよね。

実際に食べ物によって母乳の出が良くなったり、逆に母乳が詰まってしまって乳腺炎となる事もあるのです。また、母親が食べたもので母乳の味や濃さ、臭いが変化する事もあります。

上記に母乳に良い食べ物、ダメな食べ物の一例をあげてみましたが、良い食べ物でもそればかりを食べていては決して母乳に良いとは言えません。また、ダメな食べ物としてあげたケーキなども母乳をあげている間は、一切口にしてはいけないという訳ではありません。ストレスを溜め込まない為にも好きな物を食べる時間も大切です。

節度を守る事、そして母乳の状態や赤ちゃんの様子を観察しながら食べても影響のない量を見つける事も重要となります。また人によって影響の受けやすい食べ物も異なりますから、これまであげた一般的な母乳に良い・ダメな食べ物を参考にしながらバランスのとれた食事を心掛け自分なりの基準を見つけて下さいね。

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