
執筆者 Mikamさん
娘が幼稚園に通っていた時のことです。
小さい時から無邪気で元気でよくしゃべり、お友達とも仲良く遊んでいた娘でした。もともと大人しい性格で一人っ子のせいもあり、一人で遊ぶのも平気な子でした。
幼稚園に入園し、学年の3分の1は知っているお友達だったので特に嫌がることもなく楽しく通い始めました。先生からも、「大人しいですがお友達と一緒に遊んだり、一人でも楽しそうにしていますよ」と予想通りのことを言われ、まぁ安心してました。
ところが年中さんになって数ヶ月、お迎えに行って様子を見ているとお友達の輪の中にいるものの、ほとんどしゃべっていないことが多く見られるようになりました。
楽しくないわけではなさそうなのですが、お友達の言うことにうなづく程度で自分から何かを言うことがないようでした。
「一緒に遊ぼう」とか「○○しようよ」など全く言わず、ただニコニコとお友達についていってるように見えました。
なるべく問い詰めないように「お友達にお話すればいいのに」と言うと、「う~ん」とよくわかっていないような返事をするだけでした。その内私がイライラしてしまい、「何でしゃべらないの!」と怒ってしまうこともありましたが、そうすればするほど娘にとっては良くないとはわかっていて私も落ち込んでしまいました。
先生に相談しても「全く話さないわけじゃないんですよ。仲良しの子とはお話してますよ」と言われましたが、なんとなく納得できませんでした。
もしかしたら障害があるのではないか、と不安になりネットで調べまくったり、保健センターで相談しようかとも考えました。
仲の良いママ友たちは「それがおっとりしてて穏やかな○○ちゃんのいいところだよ。」と温かく見守ってもらえたのは本当にありがたかったのですが、他の女の子たちがキャーキャーはしゃいでいるのが羨ましく思えました。
モヤモヤイライラしましたが、成長の度合いは人それぞれだから焦っちゃいけない!と自分を戒め、そのうち他の子と同じように話せると信じて見守ることにしました。
1年くらいそんな状態が続き、気がつくと大きな声ではしゃいでいるのを見かけるようになりました。お友達にも普通に話しかけていました。
今思うと、しゃべるのが遅く押しが弱いほうなので元気な女の子たちのペースについていけず、あまりしゃべらなくなったのかなぁとも思っています。
一時期は本当に障害を疑って病院や施設に行こうかと思いましたが、小学生の今では全く心配なく普通に学校生活を楽しんでいます。
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