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赤ちゃんが便秘になったら?原因と対策を押さえてママも安心

January 13, 2016
約 9 分
赤ちゃんが便秘になったら?原因と対策を押さえてママも安心

便秘というと若い女性の間で起こりやすいというイメージがありますよね。この場合の便秘はダイエットや運動不足などが原因で起こることが多くなっています。では、赤ちゃんでも便秘になることはあるのでしょうか?答はイエスです。それも赤ちゃんの多くが一度は便秘を経験しているという位に誰にでも起こりうる症状なんですね。

そもそも便秘とは、どんな定義があるのでしょうか。実は便秘とは明確な定義がなく、○日間排便がなければ便秘という訳ではないのです。日本消化器病学会では、排便の回数が減ることを便秘としているようです。つまり、普段1日1回の排便がある人が3日間排便がなければ便秘だと言えますし、逆にもともと3日に1回しか排便がない人にとってはそれは便秘とは言えないということです。

赤ちゃんでも便秘になると述べましたが、上記の様に○日排便がなければ「便秘」だ!という訳ではないことをひとまず覚えておきましょう。

赤ちゃんの便秘の見分け方は?

ではどのようにして赤ちゃんが便秘かどうかを判断するのでしょう。それにはまずお母さんが赤ちゃんの排便ペースを理解しておくということですね。赤ちゃんであっても排便ペースには個人差があります。1日に何度も排便する子もいれば、2日間に1回だったり3日間に1回の子もいます。ですからまず我が子の通常の排便ペースを覚えておくようにしましょう。

時にはこの排便ペースが乱れる事もありますが、赤ちゃんの機嫌が悪くなく食欲(ミルクやおっぱいの飲みっぷり)が悪くなければまず問題はありません。

しかし、もし赤ちゃんの機嫌が悪く母乳やミルクをあまり飲まなくなったり、もしくは飲んだ後に吐き戻してしまう様な場合は便秘対策が必要だと考えて良いでしょう。

赤ちゃんの正常なうんちとは?

赤ちゃんの便秘赤ちゃんのうんちは、おとなの物とはカタチや匂いが大きく異なります。通常母乳やミルクのみで育てっている段階では、水分が多い緩めの便が多くなります。オトナのようにしっかりと形成された固形状ではないのが普通です。

赤ちゃんの便秘の原因3つ

①母乳の不足

母乳の場合、人工のミルクよりも便の回数が多くなると言われています。それは、母乳の方がミルクよりも消化が良く与える回数も多いために、それに比例して排便の回数も多くなるというものです。

しかし、現在では技術の進化により母乳もミルクの成分も限りなく近くなりました。そのため、消化時間であったり排便の回数には両者であまり違いが見られにくくなっています。

お母さんの中には母乳なのに赤ちゃんの排便ペースが長かったり、便秘になると自分の母乳が悪いのかな?と悩む方もいるようです。しかし、お母さんの母乳成分が悪いから赤ちゃんが便秘になることはありません。
母乳であってもミルクであっても便秘になることはあるのです。

しかし、母乳の成分に原因はなくても赤ちゃんの飲む量に原因がある場合があります。大人であっても水分不足やダイエットにより食べる量が減少すると便秘になることがありますよね?

赤ちゃんも同じで母乳やミルクの飲む量が少なくなると、排便の量や回数が少なくなり便秘となることがあるのです。ほ乳瓶で与えるミルクは赤ちゃんが飲んだ量をこの目でしっかりと確かめることが出来ますが、母乳だと赤ちゃんが実際に飲んだ量を確認することが出来ません。そのため知らず知らずのうちに、母乳不足となっていてそのせいで赤ちゃんが便秘となってしまうこともあるのです。

1回の授乳にあまりにも時間が掛かりすぎたり、母乳を欲しがるペースが早すぎる場合は母乳不足も考えられます。そんな時には母乳だけではなく、ミルクを足すと良いですよ。母乳オンリーではなく、母乳とミルクの混合育児でも何の問題もありません。その時の状況によって、上手く母乳とミルクを選択していけると良いですね。

②ミルクメーカーを変えて便秘に

粉ミルクで育った赤ちゃんは便秘になりやすい、そう考えているお母さんもいるようです。確かに赤ちゃんの栄養として母乳に勝るものはないと言えるかもしれません。しかし、上記でも触れましたが今ではミルクも限りなく母乳の成分に近づいていて母乳で育てた場合とミルクで育てた場合の赤ちゃんに差異はありません。

しかし、粉ミルクはメーカーにより微妙に成分の構成が異なっています。そのためA社のミルクでは軟便にB社のミルクでは便秘になりがち…というケースもあるんです。そのため、ミルクのメーカーを変えたら便秘になってしまう事もありますし、逆にミルクのメーカーを変えたら便秘が治ったというケースもあるのです。

③離乳食を始めて便秘に

母乳やミルクだけを飲んでいた時は便秘に悩まされる事はなかったのに、離乳食を始めてから便秘になったという話がよく聞かれます。どうして離乳食を始めると便秘になる赤ちゃんが多いのかというと、離乳食を始めることで以前よりも水分摂取の量が減ってしまうことが原因だと考えられます。

離乳食の始まりは、10倍粥のように殆ど固形物を感じられないものですからそもそも便の材料には不十分です。更に離乳食を始めたことで母乳やミルクの量が減ることによって、水分の摂取量も少なくなり便秘がちになることがあります。

だからといって離乳食をやめる必要はありません。そのうち赤ちゃんの成長と共に離乳食のカタチも変わり、母乳やミルクの量が少なくなっても排便に十分な量を食べられるようになります。離乳食の始まりに見られる便秘は一時的なものと考えて大丈夫ですよ。

離乳食の中期以降になると、食物繊維が不足して便秘がちになることもあります。そんな時には食物繊維がたっぷりとふくまれた、サツマイモや腸内環境を整える林檎のすりおろし、またヨーグルトなどの離乳食が効果的です。

自宅でも出来る赤ちゃんの便秘改善3つの方法

赤ちゃんの便秘大人にも効果のある便秘解消法は赤ちゃんにも効果的です。

①マッサージ

大人にも有効な便秘解消方法であるマッサージは、赤ちゃんにも効果的です。

腸のかたちに合わせて行う「の」の字マッサージは、腸に良い刺激を与え、さらに副交感神経を活発にすることで自然な排便を促します。あかちゃんのおへその周りを時計まわりに平仮名の「の」の字をかく様に優しく30回程マッサージを行います。クリームやオイルをつけながら行うと滑りが良くなりますが、何も使わず優しく撫でるようにするだけでもマッサージ効果はあります。1日に何度か行うとより効果的です。

②運動

まだねんねしか出来ない赤ちゃんの場合は、赤ちゃんの膝を持ち優しく自転車のペダルを漕ぐような動きをすると便秘解消に効果があります。この時足首ではなく、必ず膝を持つようにしましょう。また無理やり行うと、脱臼する恐れもありますからあくまでも軽く赤ちゃんの関節が楽に動く範囲内で行う必要があります。

赤ちゃんが少し動けるようになったら、寝返りの練習につきあったり、腹ばいにして顔を持ち上げる練習をするのも良い運動になります。腹筋も鍛えられるので便秘解消にはもってこいですね。

またタッチやハイハイが出来るようになった赤ちゃんとは、身体を使って一緒に遊んでみてください。お母さんも一緒にハイハイをして追いかけっこをしたり、音楽に合わせて身体を揺らすのも良いですよ。

③綿棒による刺激

ウォッシュレットで肛門に刺激を与えると、排便が促されることがあります。それと同じ様な原理で、綿棒にベビーオイルやオリーブオイルをつけて赤ちゃんの肛門に2センチ程差し込みくるくると回したり、出し入れする事で排便をうながす方法があります。

綿棒の緩やかな刺激により腸を活性化させるもので、便秘薬のような常習性はありませんから、安心して行えます。

赤ちゃんの便秘・病院での処置は?

便秘が何日も続き、お腹のハリや赤ちゃんの機嫌も悪くなったら病院の受診も考えましょう。病院では酸化マグネシウムを処方されたり、グリセリン浣腸が行われます。

医師によってこれらを併用する場合もあれば、どちらか一方のみ適用されることもあります。どちらも赤ちゃんには安心して使えるものなので、便秘で苦しんでいたら医師から処方してもらいましょう。

また、赤ちゃんでも固いうんちをるん張ることでお尻が切れてしまう事があります。すると痛みから排便を嫌がり更に便秘が悪化することがありますが、病院ではこうしたお尻の塗り薬も処方してくれますよ。

先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)

大抵の赤ちゃんの便秘は病的なものではありません。しかし、中には命に関わるケースもあります。それが先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)です。この病は、腸の壁にある神経が欠損している事により腸の蠕動運動が上手く機能せずに便が溜まり正常な排便が出来なくなってしまう病です。

5000人に1人の発症頻度で起こり、圧倒的に男児に発症する確率が高くなります。主に入院中に発見される事が多く、胎便が中々排出されなかったりお腹の膨張、母乳やミルクをあまり飲まない、吐くなどといっと症状が見られます。
悪化することによって大腸炎や誤嚥性肺炎を引き起こし、場合によっては命に関わりますので、外科的な処置を施さなければいけません。

赤ちゃんの便秘原因と対策のまとめ

赤ちゃんの便秘排便のペースや回数は、赤ちゃんによってそれぞれです。ですから、一概に○日排便がなければ便秘という訳ではありません。もし赤ちゃんの機嫌が悪くなく食欲にも変化がなければ、そのまま様子を見たり家庭で出来る「の」の字マッサージや綿棒浣腸、そして運動などを試してみても良いでしょう。

もし、何日も便秘が続いて苦しそうなら小児科を診察して浣腸をしてもらったり飲み薬を処方して貰うという方法もあります。赤ちゃんの便秘で気をつけなくてはいけないのは、先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)です。
大概の場合、胎便が出ないことから入院中に発覚することが多いですが、この病気が酷くなると栄養不良や大腸炎、誤嚥性肺炎などを引き起こす可能性があります。

しかし大抵の赤ちゃんの便秘は、命にかかわるものではありません。多くの赤ちゃんが経験するものです。ですから便秘の原因や家庭で出来る対処方法、病院を受診する目安を覚えておくとお母さんも安心することが出来ますね。

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