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ブライダルチェックの内容を大公開!カップルで受ける意義とは?

February 1, 2016
約 8 分
ブライダルチェックの内容を大公開!カップルで受ける意義とは?

結婚するにあたってやらなければいけない準備はたくさん。式場を決めたり招待状を出したり、また最近ではブライダルエステに通って晴れの日までに美容に磨きをかける女性も多いものです。ブライダルエステは、結婚式場のサービスの一貫として行われるなど、随分と一般的に行われるようになりました。

でも、一方で結婚前にブライダルチェックを行っている人はどれくらいいるのでしょうか。残念ながら、ブライダルチェックはまだまだその浸透率は低いのが現状です。言葉だけは随分と認知度が高くなってきたものの、実際にブライダルチェックを行った事がある人となるとその数は全体的にみるとまだまだ少数派である事が分かります。

しかし、アンケートを取ってみるとブライダルチェックに興味がある。ブライダルチェックをやってみたい。そう思っている女性はとても多いのです。それでは何故ブライダルチェックを行う女性の数は、決して多くないのでしょうか。

それは、ブライダルチェックとは実際にどんな事をするのか。どんな事が分かるのか。そして費用はどれくらい掛かるのか。そういった根本的な事があまり知られていないからではないのでしょうか。また、結婚前の女性にとって決して産婦人科は行きやすい場所ではありません。特に何も症状が現れていないのに、産婦人科へ好んで行きたいという女性はいないでしょう。

そこで、ブライダルチェックを行うメリットや特徴をここで紹介する事によって、結婚前にブライダルチェックを行う意義について多くの女性に知って貰いたいと思います。

ブライダルチェックの目的

ブライダルチェックブライダルチェックとは、そもそもどんな目的で行われるものなのでしょうか。

ブライダルチェックは、主にこれから結婚するにあたって、スムーズに妊娠する事が出来るのかどうか、赤ちゃんを授かる為に機能的に問題はないのか。また、不妊症やお腹の赤ちゃんにトラブルが起きる原因となるような感染症などに羅感していないかどうかを確かめる為に行われます。一番の目的は、こうした結婚後に不妊や妊娠中のトラブルといったリスクを避けるためと言えるでしょう。しかし、その他にもブライダルチェックを行う事は、パートナーに対する思いやりでもあると言えるのではないのでしょうか。

ブライダルチェックを行っている病院は?

ブライダルチェックブライダルチェックは、産婦人科で行う事が出来ますが、病院によって検査項目は異なっておりこれをしなければいけないという決まりはありません。また、ブライダルチェックが浸透しきれない理由としてブライダルチェックという診療科目を設けていない病院も多いという事があげられます。

ブライダルチェックが気になるものの、近くの産婦人科のホームページではブライダルチェックという診察メニューがない。残念ながら、せっかくブライダルチェックに興味があってもそういった理由で諦めてしまう人もいるのです。

しかし、診察メニューにブライダルチェックをあげていなくても殆どの産婦人科でブライダルチェックを行う事は可能となっています。産婦人科で事情を説明すれば、自分に必要な検査を総合的に行ってくれるので諦める必要はありません。まずは、医師に相談してみることが大切です。

ブライダルチェックの項目

ブライダルチェック先にも述べましたが、ブライダルチェックの項目は病院によって異なっています。しかし、オプションメニューは違っても基本的な内容は同じですからここでは一般的な検査項目について紹介していきたいと思います。

まずブライダルチェックでは、内診・血液検査・おりもの検査・超音波検査が一般的に行われます。病院によっても、また受けるメニューによってもこれら全ての検査が必要となる訳ではありません。上記の検査によってどんな事が分かるのかまとめて見ました。

【血液検査】

・血液型
・貧血などの抹消血液検査
・HIV感染
・梅毒反応
・クラミジア
・淋菌
・B型肝炎
・C型肝炎
・風疹抗体価
・トキソプラズマ抗体
・HTLV-I抗体
・麻疹
・おたふく
・卵巣年齢

血液検査では以上のような事柄が分かります。病院によって、これら全てがセットになっている場合もありますし、自分でオプションとして追加しなければ検査項目には入らない事もあります。

例えばクラミジアなどの性感染症などは、不妊症や流産の原因となってしまいます。そのためブライダルチェックで早期に発見し治療する事が大切です。また、風疹やおたふく、麻疹などは妊娠中に感染するとお腹の中の赤ちゃんに重篤な合併症が起こる可能性があります。

風疹や麻疹の抗体の有無は、妊婦検診でも調べる事になりますが、妊娠してからではこれらの感染症に掛からない為の有効な手だてはありません。対策として出来る事は、人手の多い場所には行かないなどという事だけで、どんなに注意をしても羅感してしまう可能性は残ります。しかし、ブライダルチェックで妊娠前に抗体がない事が分かれば、予防接種をして注射により身体の中に抗体を作ることが可能です。

また血液検査では、卵巣年齢をチェックする事も出来ます。卵巣年齢とは聞き慣れない言葉かもしれませんね。男性の精子は毎日新しいものが生産されますが、女性の卵子は赤ちゃんの頃からその数は変わりません。つまり日々新しく作られているものではなく、産まれた時から卵子の数は決まっているのです。

そのため年齢を重ねるごとに卵子も一緒に老化して質が悪くなってしまいます。しかし、不規則な生活などにより年齢よりも卵子の質が悪い事があります。卵巣年齢では、こうした卵子の質や状態、そして残りの卵子の数が分かるのです。

【おりもの検査】

おりもの検査では主に性病感染の有無が分かります。クラミジア・淋菌・カンジダ・トリコモナス膣炎の検査に有効です。また細菌性の膣炎などになっていないかどうかも判断する事が出来ます。

【超音波検査】

超音波検査では、外側からは分からない子宮や卵巣の状態を診察する事が可能です。
超音波検査をする事によって、
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・卵巣腫瘍
・子宮癌
・子宮奇形
などを発見する事が可能となります。

子宮筋腫や子宮内膜症、そして卵巣腫瘍も症状や程度によって不妊の原因となる事があります。ですがこれらは不妊の原因となるだけではなく、放置しておくと症状が悪化したり痛みや出血を伴うなど日常生活に大きな支障をきたす事も珍しくありません。程度が軽いうちは症状が現れにくいので、ブライダルチェックにより症状が出ないうちに発見出来れば身体に負担を掛けず早めに対策を行う事が出来るでしょう。

また癌は中高年に多い病と思われがちですが、子宮頸がんは若い世代にも非常に多くなっている癌です。子宮頸がんは、長い時間をかけてジワジワと進行する癌ですが異形成(正常とは異なった形の細胞)の段階で早期に発見する事が出来れば癌の発症を抑える事も出来るのです。ブライダルチェックで異形成のステージが低いうちに発見することで子宮頸がんを防ぐ事が可能となります。

その他のチェック

その他ブライダルチェックでは、乳癌など女性特有の癌検診もセットになっていたり、オプションとして追加出来る場合があります。また、ブライダルチェックではこうした検査だけではなく家族計画に関する相談にものってもらえますから、結婚をするにあたってブライダルチェックという機会を設けることが出来るのは非常に意味があると言えるでしょう。

ブライダルチェックにかかる費用は?

ブライダルチェックは保険の適用外ですから、料金は通常よりも高額になりがちです。安いメニューでも1万5千円程にはなりますし、それこそ 様々な検査をすると3万円から4万円、またそれ以上となる事もあります。そのため、事前に産婦人科で料金について説明を受けておく事をお勧めします。

男性だってブライダルチェックを

ブライダルチェックブライダルチェック=女性が受けるものというイメージがありますが、赤ちゃんを授かるためには女性だけではなく男性の状態も重要です。また、性病検査をする事は女性に対するエチケットとも言えるでしょう。そうした意味でも女性だけではなくブライダルチェックは、カップルで行うのが最も意味がある事なのです。

男性のブライダルチェックは女性と一緒に産婦人科で行う事も出来ますが、泌尿器科や男性外来を設けているクリニックでも受けられます。男性のブライダルチェックは、女性と同様に血液検査による感染症や抗体化のチェックの他、男性ホルモンの状態をチェックします。また精液の検査により、精子数や運動率、奇形率が分かります。精子の数や運動率は、受精に大きな影響を与えるものです。

血液検査や精子検査の他に超音波検査を使い前立腺や精巣の状態をチェックする事も可能です。

おわりに

ブライダルチェックブライダルチェックは結婚前に行う事がお勧めですが、もちろん結婚後でも検査可能です。ですから結婚前は忙しくてブライダルチェックを受けている暇がないというなら、子作りをする少なくとも3ヶ月前には男女一緒にブライダルチェックを受けておきたいものです。ブライダルチェックは、妊娠する為だけではなくパートナーへの思いやり、そして自分の健康状態を知る為にも役立ちます。

日頃から検診を受けているなら、子宮癌や乳癌などの検査をする必要はありませんし、自分にあった項目の検査を受けてみるだけでも構いません。逆に婦人科系統に何か不安があるなら、より詳しい検査を加えることも出来ます。

結婚後すぐにでも赤ちゃんがほしいというカップルはもちろんの事、しばらく夫婦ふたりだけでの時間を過ごしたいというカップルにもブライダルチェックはお勧めです。ピルなどを使用した避妊アドバイスを受けることも可能です。

段々と結婚年齢が上がっている現代では、これからブライダルチェックの需要も高まっていくのではないのでしょうか。ブライダルチェックの内容と意義を知ることによって、これからはただ興味を持つだけではなく実際にブライダルチェックを行うカップルが増える事を願ってやみません。