ママスタイル

妊活から出産、育児まで個別サポート-ママスタイル

成長曲線から外れてる!体重の多い赤ちゃんは問題がある?

March 26, 2016
約 9 分
成長曲線から外れてる!体重の多い赤ちゃんは問題がある?

お母さんにとって、子供の成長は小さな事まで非常に気になるものですよね。
我が子が周りの赤ちゃんに比べて小さくても心配になりますが、逆に周りよりも大きくても不安になるものです。
「あれ、うちの子って太り過ぎ?」
そんな時には、まず母子手帳にも掲載されている成長曲線を参考に体重をチェックしてみましょう。
もし、成長曲線の範囲を超えている場合は、どの様な対策をすれば良いのかあわせて説明していきます。

成長曲線ってなんだろう?

はじめに成長曲線について説明したいと思います。
成長曲線は、必ず母子手帳の後ろのページに記載されているもので、赤ちゃんの月齢に合わせた体重や身長の成長をパーセンタイル値で表した曲線のことです。
この発育曲線は、厚生労働省が10年ごとに全国で無造作に選ばれた乳幼児の成長を性別ごとに調査して制作されます。
この成長曲線の帯の間に、こうした同じ月齢の乳幼児の94%が収まることになります。
我が子の成長をこの発育曲線に照らし合わせて見る事で、順調に成長しているのかどうか一種の目安にする為に役立つのです。
大体どの月齢でも男の子の赤ちゃんの方が女の子の赤ちゃんに比べて、体重も身長も数値が高い傾向にある事が分かります。

体重が成長曲線の範囲より上ってどういうこと?

我が子の月齢の成長曲線をチェックして、もしその体重値がその範囲を超えていたとしたら、それはどういう意味なのでしょうか。
先ほども説明した通り、成長曲線の帯には同じ月齢の94%の乳幼児が入ります。
赤ちゃんが100人いたら94人はその範囲内に収まるという事です。
その帯から外れて上位に位置するという事は、同月齢の94%の赤ちゃんよりも体重が多いという事であり、もっと簡単にいうと、100人中上から数えて1~6番目に重い体重という事になります。

身長と体重のバランスが大切

一般的に、成長曲線の間に収まっていても90パーセントタイル以上の場合は何らかの指導が行われる事があります。
90パーセントタイル以上=100人中上位10番以内に多い体重という事です。
しかし、成長曲線の範囲に収まっているなら、一応標準の範囲以内となるので特に心配する必要もなく、指導が行われないケースも多くなっています。

また、成長曲線は体重だけで判断するのではなく同時に身長についてもチェックする必要があります。
身長も体重と同じパーセントタイルで成長をしているのなら、身長と体重のバランスがとれている事になるので問題はありません。
例えるなら、身長が50センチで体重が6キロあるのと、身長が60センチで体重が6キロあるのとでは意味が全く違うということですね。
後者の場合は、例え体重が標準よりも多くても身長も同様に標準より大きい為に肥満とは言えません。

赤ちゃんの肥満は問題ない?

今までは、1歳未満の赤ちゃんの肥満は全く問題がないと言われていました。
歩ける様になり、行動範囲が広がって活発になれば自然と体重は落ちていくので問題ないというのが定説だったのです。

しかし、現在では赤ちゃんの肥満は将来大人になった時に、生活習慣病を引き起こすリスクになるのではないかと言われる様になってきました。
1歳までの期間なら、赤ちゃんが欲しがるままに母乳やミルクを与えてもいいという訳ではないようです。
1歳までに肥満になった場合でも、脂肪細胞は増大するのです。
体型だけの問題ではなく、将来糖尿病や高血圧などのリスクが高まってしまうとしたら大変ですね。

赤ちゃんが肥満にならない為にはどうすればいい?

①母乳とミルクの混合・ミルク育児の人は特に注意

搾乳した場合は別ですが、母乳は一体赤ちゃんがどれくらい飲んでいるか分かりません。
そのため自分の母乳の出具合が気になって、ついついミルクを母乳に足してしまう事があります。
もし、身長と比べて体重のが成長曲線の上側やオーバーしている場合は、ミルクをプラスするのを辞めてみましょう。
母乳だけで十分足りているのかもしれません。
また、ミルクは母乳よりも消化が悪く太りやすい等と言われていますが、現在のミルクは非常に母乳に近いカタチとなっているのでミルクだからといって肥満になる訳ではありません。
今でも迷信のように、ミルクだと太ると信じている方もいますが、それは決してミルクの成分に問題がある訳ではありません。
もし、母乳が不足したり出ない場合にミルクを利用する事に罪悪感を感じる必要はないのです。

ただ、母乳と違ってミルクは、つい与えすぎてしまう傾向があります。
哺乳瓶の中のミルクの残量が分かるため、残っていると最後まで飲みきらせようとしてしまう事もあるんですね。
哺乳瓶に残ったミルクが勿体ないと思ってしまうかもしれませんが、無理やり飲ませる必要はありませんよ。

しかし、母乳だったらいくら飲ませても太らないという訳ではありません。
もし、肥満気味というのであれば授乳の間隔を少なくするなどしてみましょう。

②果汁飲料水や赤ちゃんのおやつをあげすぎていないか

果汁飲料水や赤ちゃん用のイオンウォーター、それにおやつをあげすぎてはいないかどうかもチェックしてみましょう。
赤ちゃんが欲しがるとからといって、時間や量を決めずに与えることはNGです。
おやつも果汁飲料水なども時間を決めてあげる事が大切で、赤ちゃんの機嫌取りの為にむやみやたらと与えるのはやめましょう。

③身体を動かして遊ぶ

赤ちゃんがハイハイ出来るようになったら、なるべく身体を使って遊んであげましょう。
また、まだハイハイが出来ない月齢の場合は、寝返りや横ばいでも十分な運動効果が期待出来ます。
赤ちゃんの体力を使わせるだけではなく、気を紛らわせる事が出来るので母乳やミルク、おかしの回数を減らす事も可能ですよ。

赤ちゃんの体重を減らす為のこんな行為はNG

成長曲線を上回っているからといっても、赤ちゃんはもちろんダイエット行為はNGです。
果汁飲料水やおやつの量を控えること、ミルクや母乳の与えすぎを止める事は大切ですが、必要な量の栄養はきちんと与えなくてはいけません。

また、体重の増加を抑えるためにミルクを薄めて飲ませる等もしてはいけません。
ミルクは、ちゃんと適切な作り方をして飲ませましょう。
また母乳やミルクの量を減らす為に、白湯やノンカロリーの赤ちゃん用の麦茶を必要以上に飲ませる事で空腹を満たす事もいけません。
水分の取りすぎは、赤ちゃんの未熟な腎臓に大きな負担をかけてしまいます。

赤ちゃんが泣いたら、すぐに母乳やミルクを与えてしまうのも止めた方がいいですね。
赤ちゃんにも飲み癖のようなものがついてしまい、そんなにお腹が空いていないのについつい飲んでしまう為に体重が必要以上に増えてしまうこともあるのです。

成長曲線は悪魔でも目安

赤ちゃんの成長には個人差があり、成長曲線はその統計による平均でしかありません。
ですから必ずしも成長曲線の上位、また成長曲線を超えていても異常だという事ではありません。
成長曲線内に収まっている、また成長曲線をややオーバーしている程度なら、上記にあげた様に母乳やミルクの量、回数に注意してみる、身体をつかって遊んであげるようにするだけで十分でしょう。
それでも、体重が標準以上という場合は赤ちゃんの体質という事もあるので、赤ちゃんの様子に異常がなく元気ならあまり気にしないようにしましょう。

稀に病気が隠れている場合も

ただ、著しく成長曲線を超えて体重が多い場合は、もしかしたらホルモン分泌の異常により肥満となっている可能性も0ではありません。
ホルモンの影響で起きる肥満は、症候性肥満と言います。
例えば、成長ホルモン分泌不全やクッシング病などがあります。
クッシング病とはコルチゾールという副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に分泌される病気でそれ故肥満の症状が見られるようになるものです。
また、成長ホルモン分泌不全で、成長ホルモンが分泌されなくなると代謝機能が落ちるため肥満症になってしまいます。

こうしたホルモンの異常は、詳しい検査をしなければ分かりません。
ですから、もし赤ちゃんの成長で気になる事があったら医師や専門家に相談する事を勧めたいと思います。

妊娠中の母親に問題がある場合も

妊娠中の母親が、太り過ぎなどにより妊娠糖尿病になると、お腹の中の赤ちゃんが巨大児になる可能性があります。
しかし、一方で無理なダイエットをして栄養不足の母親から生まれた赤ちゃんは、誕生時の体重は少なくてもその後肥満になりやすいという研究結果もあるのです。
赤ちゃんの肥満を防ぐためには、妊娠中の母親の栄養バランスや体重管理もとても大切になります。
妊娠中に過度に体重が増えるのもいけませんが、逆にダイエットで栄養不足になっても赤ちゃんに良くない結果になるという事ですね。

まとめ

まず、成長曲線で赤ちゃんの発達具合を見る時には、必ず体重だけではなく身長もしっかりとチェックしましょう。
体重だけを見て、成長曲線よりも上回っているから「肥満」という事にはならないのです。
最も大切なのは体重と身長のバランスだという事を頭に入れておきましょう。

また、成長曲線よりも体重がオーバーしているいわゆる太り気味赤ちゃんであっても、必ずしも問題が起こる訳ではありません。
しかし、以前のように1歳までの赤ちゃんなら体重は気にしなくても大丈夫とは言えないのも事実です。
今までは、将来の生活習慣病には赤ちゃん時代の肥満は関係がないと言われてきましたが、最近ではそうとも言い切れないようになってきたのです。

そういった事を考えると、極力赤ちゃん時代にも太り過ぎない様に気を付けるのは大切なことだと言えるでしょう。
ただそれは、泣いたら直ぐに母乳やミルクを与えるのは止める事だったり、ミルクの量を適切にする事、果汁飲料水やおやつの与えすぎに気を付けるという事で十分です。
大人の様なダイエットは必要ありません。

もし、成長曲線の範囲を著しく超えていて、尚且つ問題があるようなら乳児健診で指導が入るはずです。
そうでない場合は、あまりお母さんが気にする必要はないでしょう。

稀にホルモンの異常による肥満が起きる病気もありますが、きちんと定期的に健診を受けていればそうした病も早めに見つける事が出来ます。

成長曲線を上回っている赤ちゃんの全てが問題がある訳ではありませんが、将来リスクがある可能性、そして病気の可能性がない訳ではないので、そういった意味で成長曲線をひとつの目安にする事は重要なんですね。