
妊娠中はコーヒーなどのカフェインが含まれる飲み物や食べ物を過剰摂取すると胎児の発育を阻害するため、流産、早産、低出生体重児のリスクを高める原因になる可能性があります。
目次
カフェインによる赤ちゃんへの影響
赤ちゃんに十分な酸素や栄養を届かなくさせる危険があります
カフェインには血管を収縮させ血流量を減少させてしまう効果があるので、過剰過ぎる摂取は十分な酸素と栄養を赤ちゃんに届かなくさせ、発育障害や最悪死亡へ繋がるリスクがあります。
赤ちゃんのからだに大きな負担をかけてしまいます
カフェインは胎盤を通過して、そのまま赤ちゃんへと送られてしまいます。赤ちゃんの代謝能力は未熟なのでカフェインを排出することは難しく、長時間体内に残った状態になり、大きな負担が赤ちゃんのからだにかかってしまいます。
鉄分の吸収を妨げます
妊婦さんの4割近くが貧血と言われているほど妊婦さんは貧血になりやすいものです。貧血予防にぜひ摂りたい大切な鉄分が、カフェインを取る事で吸収率がダウンしてしまいます。
カルシウムの吸収を妨げます
妊娠時は赤ちゃんの骨などを作るために普段より多くのカルシウムが必要ですが、カフェインには尿に排出されるカルシウム量を増やしてしまう効果があるので、せっかくとったカルシウムが多く流れ出てしまいます。カルシウムが不足すると母親から赤ちゃんへとカルシウムは運ばれるので、母親の骨密度が低下してしまいます。
妊娠中のカフェイン摂取で赤ちゃんの肥満確率が1.8倍高くなる!?
2014年のアメリカの研究グループの発表では、妊娠中にカフェインを含んだ飲み物を飲んでいた母親から生まれた子供は、カフェインを控えた母親から生まれた子どもよりも肥満になる可能性が約1.8倍高くなったそうです。
そして、母親が摂取したカフェインの量に比例してその割合はさらに高くなったそうです。
飲みたくなったらカフェインレスを
カフェインを日常的に摂取していた方は飲みたくなることもあるでしょう。赤ちゃんに悪い影響があるからと言って我慢してしまうと、ストレスになってしまい赤ちゃんへ悪い影響を与える可能性が出て来ます。
今では、カフェインレスコーヒーなどが発売されていますので、そちらを試してみてはいかがでしょうか。
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