
陣痛とは?
陣痛とは赤ちゃんを外に押し出そうと子宮が収縮している時に感じる痛みのことです。本陣痛の場合、最初は不規則に起こっていた弱い痛みや張りが、時間が経つにつれて規則的になり、徐々にその間隔は短く痛みは強く長く感じるようになります。痛みの範囲も腰全体にまで広まり、お産へと繋がっていきます。病院に連絡するのは陣痛が10分間隔/経産婦は15分になる頃です。
前駆陣痛(ぜんくじんつう)とは?
前駆陣痛とは簡単に言うと、時間が経っても痛みや間隔に規則性が生まれない陣痛のことです。本陣痛のように時間と供に痛みが徐々に増して規則的になっていくのではなく、我慢できる程度の痛みが強くなったり弱くなったりバラバラな間隔で起こります。やがては痛みが遠のいて収まります。姿勢を変えると収まることもあるようです。お産には繋がらない本陣痛の予行練習のようなものなので、偽陣痛とも言われています。
どんな症状でどれ位痛い?
主な症状はお腹の痛みや腰の痛み、お腹の張りが長く続くことも前駆陣痛に入ります。痛み具合は生理痛やお腹を下す痛みに近いと感じる人が多いようです。深夜に起こることも多く、寝付けなくなる方もいますが、痛みが弱かったりお腹が張るだけで前駆陣痛だとその時は気付かずに、あれがそうだったのかな?と後で感じることも多いようです。
いつ頃はじまる?
一般的に妊娠36週~40週の臨月期間に前駆陣痛は起こることが多いです。しかし個人差が大きく、臨月に入る前から何度も感じる早い人もいれば、出産前日まで来なかったと言う人、前駆陣痛自体なく、いきなり本陣痛が来たと言う人もいます。
前駆陣痛から本陣痛へ
前駆陣痛から本陣痛に移行するまでの期間も人それぞれです。前駆陣痛だと思っていたら、数時間ですぐに本陣痛へと移行しお産に繋がる人もいれば、前駆陣痛があった一ヶ月後に本陣痛が始まる人もいます。前駆陣痛の早い遅いや回数と、赤ちゃんが生まれる時期はあまり関係がないようです。
前駆陣痛が来たら
前駆陣痛が来たからといって慌てる必要はありません。まずは間隔を見て本陣痛ではないか様子をみましょう。痛くなったり収まったりな前駆陣痛が二〜三週間続くこともあります。例え本陣痛だとしてもお産までは時間がかかることが大半なので落ち着きましょう。本陣痛でもあまり早くに病院に行くと、お産まで時間がかかるため、家に帰されます。
本陣痛と前駆陣痛の違い
①間隔がいつまでもバラバラで不安定。
②痛みが強くなったり弱くなったりする。
③姿勢を変えると収まる。
お産までの流れ
前駆陣痛→おしるし→本陣痛→破水→出産
必ずしもこの順番で来るとは限らず、また前駆陣痛とおしるしがなかったと言う人も多いので、目安の流れです。注意すべきは、本陣痛よりも破水が先にくる場合もあるということです。その場合はすぐに病院に連絡をしましょう。
初めての出産の場合、予定日近くにきた痛みが前駆陣痛か本陣痛なのか判断しにくいので、痛みがある度にドキドキしてしまうかもしれません。しかしすぐに生まれることは稀です。出産が近づいていることを感じ、心の準備を整えていくと伴に、出産に向けて体力温存のために体を休めましょう。
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