
「血液型何型?」うっかりこんな質問をしたら、失笑されたり、おじさんおばさん認定される時代がもうすぐ来るのかも…。最近では赤ちゃんの血液型検査をしない病院が多いので、大きくなっても自分の血液型を知らない人が増えています。
目次
新生児の血液型検査は不確実
30年位前までは、生後数日で行われる先天性代謝異常検査の際に血液型もついでに調べるサービスが病院で一般的でした。
しかし新生児の血液検査は、母親の血液の影響が強くでてしまったり、血液型判定に必要な抗体が新生児ではまだ十分に検出されないために誤った血液型判定になってしまうことがあるのです。その結果せっかく手間やコストをかけて調べても要らぬトラブルが起こるだけなので、現在では多くの産院で血液型検査をしていません。
緊急時に困る可能性はない
もしも血液型を知らなかったら?と考えた時に一番に思いつくのは緊急時の輸血リスクでしょう。しかし輸血が必要なときには必ず血液型検査をします。もしも患者の言う血液型が間違っていたら医療事故になりますし、輸血にはそもそも血液型以外にもっと細かく適合するかの検査が必要なのです。
血液型を知りたい
血液型を知っておく必要はないという世の中の流れになりつつある現在でも、血液型を知りたいというニーズはまだあるようです。幼稚園などの入園時に血液型の記入欄が未だにある場合もあるそうですが、未記入にしておくか適当に書いて良いようです。おそらく経営者が血液型の現状を知らない年配の方なのでしょう。そうなると、いよいよ血液型を知るメリットは血液型占いができる程度になります。確かに皆が血液型を知っていた時代に育った世代には血液型トークはよくある馴染みの話で、知らないのは少し寂しいですよね。そんな背景からか血液型を知りたがるケースもまだ根強くあります。しかしその考えも徐々に沙汰されていくのでしょうね。
血液型を調べる
輸血などで血液型を調べる必要がある場合は保険で適応されますが、ただ知りたいだけでは原則自己負担で2000円〜5000円程度の費用がかかるそうです。母親の血液の影響がなくなると言われる一歳以降から検査を行ってくれる病院が多いようですが、抗体面では3歳頃までは確実とは言えないようです。ただ血液型を知るために子供に針を刺すのは酷なので、何か採血をした際についでに頼むと良いそうです。
血液型占い
昔から血液型占いなんて根拠がないと言われてはいますし、外国人は血液型を知らないことや気にしないことが多く、日本人が非科学的な血液型占いが好きな事はおかしいとも言われていると知っている人も多いと思います。それでも血液型トークをしてきた日本人ですが、そろそろそれも終わるのでしょうか?悪く言われがちなB型の人には朗報かもしれません!(←この考えが昭和脳)
血液型の組み合わせ早見表
A型×A型
A型・84% O型・16%
A型×B型
A型・26% B型・23% O型・17% AB型・34%
A型×AB型
A型・50% B型・20% AB型・30%
O型×O型
O型・100%
O型×A型
A型・60% O型・40%
O型×B型
B型・57% O型・43%
O型×AB型
A型・50% B型・50%
B型×B型
B型・81% O型・19%
B型×AB型
A型・22% B型・50% AB型・28%
AB型×AB型
A型・25% B型・25% AB型・50%