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我が家にいよいよ待望の男子誕生なるか

November 1, 2015
約 3 分
我が家にいよいよ待望の男子誕生なるか

執筆者 ようこさん

今も昔も生まれてくる赤ちゃんの性別は気になるものです。ましてや旧家ともなると家名を残さなければならないので重要です。私は、男兄弟2人の家に嫁ぎました。主人は弟の方です。主人の家はすでに義兄が結婚し子供が2人いました。私も不妊に悩んだこともありましたが2人の子供を授かりました。ですから主人の家には孫たちが内・外合わせて4人いることになります。しかも全員女の子です。姑は一人っ子で舅を婿に迎え主人たち男の子を2人産みました。ほかの親族に婿取りで惨めだったらしく是が非でも孫に男子誕生を願っていました。ですから同居する義姉に嫌味を言ったりしていました。

そんなある日、私が第三子を妊娠したということが姑の耳に入りました。聞くやいなや「今度こそは男の子だわ、ありがとう。」と生まれても来ていない性別もわからない私のお腹をさすって礼を言う始末です。それから毎日のように、別居する我が家にフルーツ、高級肉、刺身が届きます。私はそこでひらめきました。例えお腹の赤ちゃんの性別が女の子でも姑には内緒にしようと。実際に友人が男子だと産婦人科の先生に言われていたのに生まれてみればちんちんがなくて女の子であったことがありました。今から20年前のことですからエコー診断の画像も鮮明でなく性別が間違うことがよくあった時代です。

しかも姑に輪をかけて主人までが男の子だと信じるようになりました。姑がつわりのない私を見て男の子だとか、食欲旺盛で肉を好んでいるからやっぱり男だとか顔つきがどうとか何かにつけ男の子だと信じ込んでいました。
当時は、エコーで診察画像の写真と、ビデオで録画されたものを渡されていました。今は15週でわかるようですが当時は20週を超えないと先生が判断してくれず、はっきりしない場合はもっと先の診断になりました。私は真実を知りたくて先生に毎回せがんだものです。記憶は曖昧ですが6ヶ月の検診日に「女の子ですよ。」と診断がでました。

私は、主人や姑達と違い三姉妹にしたかったのでラッキーでした。真実を知って心はとがめましたが嘘は続行しなければなりません。その頃はお腹も出てきて前に出てきているから「やっぱり男の子だ。」と姑は大喜びでした。
主人も三人目であまり興味を示さなかったのに男子誕生に浮かれる義理の母の姿に影響を受けて名前を考えたりし始めました。ある日、エコーのビデオを見ていた主人が気づいてしまったのです。先生が「女の子です。」と音声が入っているのを。声が小さくて聞き取りにくいので安心していた私は大慌てです。

主人は、私が故意に姑を騙していたのを知らないのでさっそく報告に行き姑に真実を告げました。それからというものあれほど毎日、付け届けをしに来ていたのに顔すら見せなくなりました。後から聞いたのですがショックのあまり1週間ほど寝込んでいたそうです。

あれから20年、今では姑も80歳を超え高齢になり介護される日も近くなってきています。「みんな女の子たちで良かった。ばあちゃん幸せだわ。」と喜んでいます。今でも当時を思い出すと懺悔の気持ちでいっぱいになります。

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