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産後太り。アンパンマンに変貌するまでの流れ

November 3, 2015
約 3 分
産後太り。アンパンマンに変貌するまでの流れ

執筆者 たかもり しゅうこさん

私たち夫婦が結婚したのは、いわゆる「できちゃった婚」からでした。しかしこれは、計画的なでき婚でした。主人の母は、腎臓の病気を患っており長生きはできないだろうと言われていました。週に2回は透析に通い体はクタクタなのに、決して家事にも手を抜かなかった義母さん。主人はそんな母に生きる希望と元気を分け与えたくて、早く孫の顔を見せたいと考えていたのです。

そういった話をたびたび聞かされていたので、自然と私も主人と同じ考えになっていました。付き合い始めて2年がたったころ、妊娠が発覚。義母さんは、新しい命の芽生えをとても喜んでくれました。

でも大変だったのはそれから!お腹が目立たないうちに、式を挙げなければと一気に挙式準備を始めたのです。中心になったくれたのは、義母さん。長男である主人の結婚式に、かなり気合が入り「簡素にしたい」と言っていた引き出物も大きな紙袋に2つという張り切りようです。新婚旅行も、安定期に入っていないので迷ったのですが「あなたは北海道に行きたいって言ってたでしょう?」と3泊4日の新婚旅行をプレゼントしてくれました。さて、妊娠3ヶ月で結婚式・新婚旅行をした私なのですがその時はかなりつわりがひどくなっていました。食べたら吐くのに、お腹が空になると気分が悪くなる・・・。まるで船酔いなのに、けっして降りられない船旅を数か月しなければならないような最悪の気分です。披露宴のおいしそうな料理も、新婚旅行の北海道での新鮮な魚介類も私の口に入ることはほとんどありませんでした。

その最悪なつわりも5か月を過ぎたあたりから、光が差し始め「あれ?なんだか今日は調子がいいかも!」と思える日が増えてきました。季節はちょうど秋に入ったころのこと。そのころには、押さえていた食欲が一気に爆発して毎日食べまくっていました。友達が持ってきてくれた柿を4個食べた後に、食パン一斤を食べ夕飯にカレーライスを大盛りで・・・という驚愕の食べ方をしていた私。一か月で3キロ増という、妊婦にあるまじき節制力のなさです。でもとにかくもうそのころは食べたくて、食べたくて仕方がなくて!12月に入ったら、チキンだのケーキだのをさらに食べまくりました。

そして、年が明け新年のあいさつに義実家に行った時のこと台所でお雑煮を準備していた義母が、振り返って私を見た瞬間ものすごくハッとしたのを覚えています。「あら~・・・ちょっとふっくらした?」と義母さんは言っていたけれどちょっとどころか、12キロ増です!…とはいえず「はい~もうご飯が美味しくて~」と二人で顔を見合わせて笑いました。

出産当日、最後の妊婦姿記念で撮った私の写真は顔がテカテカ・つやつや・パンッパンでまさにアンパンマンのようでした。主人は子供たちに「見てみろ!これは誰だ!?アンパンマンだ!」とその写真を見るたびに言います。

でもいいんです。初孫を見た、義母さんのとろけるような笑顔を見たとき本当に赤ちゃんを見せてあげられて良かったって心から思えたから。義母にとって、私がアンパンマンになって励ますことができたのならそれも意味があったのかなって思うから。天国に行った義母さんは、太った私を見て苦笑してたかもしれないんですけどね。
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